DJ Kamiking blog "LIFE"

日々、思うこと。そして、伝えたいこと。自身のDJスタイル同様「ジャンルレス」に、様々なコトを発信したい。

【雑感】 東京都議選に、自身の思うこと

暑い。今年はとにかく暑い。

 

明日には、台風が九州上陸とか。

それでなくとも、最近は本当に熱帯のような雨が降る。

 

地球が温暖化してるって、本当なんだろうなぁと、

これだけ暑いと、思っちゃいますよね。

 

 

さて、昨日は、東京都議会議員選挙の投票日でした。

福岡県民の僕らには、直接は関係ありませんが、

今後の国政運営をも左右する、重要な選挙でした。

 

結果は、都民ファーストの圧勝・自民党大敗。

昨今の、安倍政権の暴挙の数々、多くの失言やスキャンダルに対し、

都民が半ば愛想を尽かし、その不満の受け皿として

都民ファーストに票が集まった格好と見ています。

 

他方、野党第一党民進党の、見るも無残な負けっぷりには、

もう空いた口が塞がりません。もはや存在価値すら危うい。

 

それはさておき、僕が、今回の選挙に対して思うこと。

小池さんは、とにかく「選挙の勝ち方」を心得てるし、

その手腕は、もう「お見事」と言うほかありません。

現に、これだけの結果を叩き出したわけですから。

 

ただし、これは決して褒め言葉ではありません。

僕は、小池さんにどんな立派な大義名分があったとしても、

豊洲移転の問題を、文字通り「政治利用」したことに対しては、

決して良い評価はできないし、どんなに言い繕っても、

「選挙に勝つ」ために利用したとしか思えません。

 

たしかに、小池さんは、都知事に当選してすぐ、

自身の給与を半減させる議案を自ら通し、都民の信頼を回復させ、

オリンピックの予算削減・豊洲市場の汚染問題の追及など、

一見、「都民ファースト」とも取れる政策を取ってきました。

 

しかし、オリンピックの運営費削減は、フタを開ければ、

ただの予算の付け替えだったし、豊洲市場の問題だって、

選挙に配慮してか、賛成・反対両派のご機嫌取りのような

曖昧なことしか決めていない。というよりは、

むしろ何も決めていないし、何も解決していない。

 

たしかに、豊洲の問題にしても、簡単に答えが出るような

ことではないのは、重々承知しているし、見方を変えれば、

小池さんが、そこに勇気を持ってメスを入れたのかもしれない。

 

ただ、最終的には、豊洲移転は決まったし、築地についても、

「先々なんとかします」と、問題を先送りしただけ。

結局、土壌汚染はそのままだし、「安全・安心の確保」という

当初の大義名分は、見事に宙ぶらりんのまま。

 

その間、とてつもない迷惑を被ったのが、築地にある

市場関係者の皆さん。賛成派も、反対派も同じ。

移転が延期したことで受けた損害は、決して小さくはなく、

そのほとんどは、補填されることもなく自腹。(補填も税金)

事業継続が困難になる業者も、おそらくあったのではなかろうか。

 

そこまでしておいて、出た結論は、当初の予定どおり移転。

移転が悪いと言ってるのではない。要はプロセスの問題。

あれだけ、オリンピックで予算削減を叫んでおきながら、

今回の豊洲問題では、どれだけ多くの無駄金を費やしたことか。

 

安倍さんほど酷くはないが、小池さんも、自身の理想の

実現のため、まずはどんな手を使ってでも、目の上のたんこぶである

自民都議連を叩く必要があり、そのための手段を選ばなかったのだろう。

 

但し、パンドラの箱を自ら開けたのであれば、

その責任は、最後まで自分で取るべき。

選挙に勝ち、一大勢力を築いたのであれば、

小泉さんの言うとおり、しっかりと「都政を全う」するべき。

今から、国政進出?と煽り立てるマスコミもマスコミだけど、

ご本人が言ってることが真実なのであれば、

今は変な色気は出さず、

目の前にある問題に、真摯に立ち向かっていただきたい。

 

 

さて、そのマスコミにもひとこと。

というか、これは読んでくださっている方々へのメッセージ。

 

 

今回の選挙だけでなく、昨今は、メディアの報道の偏重が激しく、

チャンネルどこを回しても、同じようなことしか言ってないし、

取り上げてる話題も、大手4社はだいたい一緒。

よくよく考えると、これってちょっと異常だと思いませんか?

 

今回の選挙の結果だって、注意深く見てみると、

メディアの印象操作によって大勢が決した選挙とも言えます。

 

メディアの考え方、そして行動原理は何か。

 

答えはひとつ。「数字を取ること」

 

この一点に尽きます。こうであっては、ダメなんだけれども。

 

今回の都議選、おそらくメディアは、安倍一強を崩しにかかる、

反自民(というのも、おそらく半分は印象操作)である

都民ファーストを勝たせたほうが、世間からの注目が高くなる。

今さら、自民党が勝ったところで、何の驚きもないし、

そろそろここらで、天狗になった自民党にヤキ入れてやるか、

ぐらいのことを考え、あらゆるスキャンダルをあぶり出し、

大臣クラスの問題発言を、こぞって叩いたのではないかと。

 

それもこれも、大義名分などなく、いかにセンセーショナルで

注目度が高く、引いては「数字を取れる」かどうか。

メディアは、そこにしか関心がない。

だからこそ、どのチャンネルをつけても、

同じような番組が同じような話題しか扱わない。

このことが、むしろ自分は大きな問題だと考えています。

 

僕が、皆さんに何を伝えたかったのか。

 

「垂れ流されてくる情報を、決して鵜呑みにするな」

「情報は、自ら取りに行き、何が真実かを見極める"眼"を持て」

 

大きく言えば、このふたつです。

 

ちょっと話は逸れますが。

僕がこのブログをはじめた理由のひとつとして、

「無関心に対する挑戦」ということがあります。

 

多くの人が感じていることとは思いますが、

今、政治や社会への関心度は、若い世代を中心に、

どんどん低くなっていってます。選挙に関しても、

「どうせ投票しても何も変わらない」と、投票しない人も多く、

ご存じのとおり、多くの選挙で投票率が伸びない状況です。

 

自分自身も、そう感じ、投票には行きますが、どこも

支持する政党がないと、白票を投じた時期もありました。

 

ただ、今の世の中を見渡し、自分自身の未来を考えたときに、

本当にこのままでいいのか?という疑問が湧いてきました。

それは、政治や経済のことばかりではなく、自分が愛する

音楽シーンやクラブカルチャーなど、あらゆることに対して言えます。

 

僕が危惧しているのは、世間の人々の中に、

「信念」と呼べるものが感じられないこと。

それは、テレビやメディアの質の低下、更には

SNSの普及が招いたことではないかと考えています。

 

 

ひとことで言います。

みんな、簡単に流されすぎ。

 

 

先程も言ったように、今の大手メディアは真実を伝えません。

しかし、マスがゆえに、真実のように取られてしまう。

流行は流行ではなく、なんからの意図で作られたものです。

 

ただ、それを悪いと言ってるのではありません。

要は、受け取る側に、揺るがない信念や価値観さえあれば、

ただ情報や流行に流されることなく、真実が何かを見極め、

何があってもブレることなく、正しい道を選択することができる。

 

流れてきた情報を、ただ鵜呑みにする。

難しいことはよくわからないし、自分には関係ない。

「無関心」こそが最大の敵であると、僕は思っています。

 

私ごときが非常におこがましいのは承知の上ですが、

僕は、これを見てくださっている皆さんに、無関心であってほしくない。

せめて、自分自身に深く関わることだけは、目を背けずに、

自ら知り・考え・今できる範囲のことから始めてほしい。

 

その想いから、自身の考えをしっかりと記すために、

このブログをはじめたと言っても、過言ではありません。

 

 

話が二転三転してしまい、長文・駄文となったことをお許しください。

当初書くつもりだった、クラブシーンのことについては、次の機会に。

 

 

さぁ、明日に備えて、眠りにつくとしよう。

台風、大丈夫かなぁ。